Godox Xpro-Cで後幕撮影が可能だったのでその手順のメモ。使用したカメラ 6D MkIIです。
ちなみにマニュアル発光での撮影であればXT32でまず問題ないので、お安く済ませたい方はXT32をお勧めします!
TTLが使用可能で各グループへの設定が物理的にワンタッチになっているデザインなど、スピード感のある操作性が欲しい方はXproがおすすめです。
XproではBulbモードでは後幕での撮影ができないことがわかりました。XT32ならばETTLは使用できませんが後幕が可能なのでがポイやライトペインティング用の撮影では一番お勧めです。全てをトータルで考えると、多少高くてもETTL使用可能でバルブでの後幕も可能なヨンノウのYN622が最強なのでは・・・?という結論になりそうです。
マニュアルにはSYNCボタンを押せばハイスピード、後幕を選択して使用することが出来る、と書かれていたのですが、最初はなぜかうまくいかず、いろいろ試しました。
テスト1
で発光テスト。
通常発光OK
ハイスピードOK
後幕 NG
と、キヤノンの残念使用後幕ワイヤレス非対応がそのまま継承されていました。
やはり、このシステムでは後幕はできないのか・・・と思い、ダメ元で Xシステムの専用受信器、XTR-16Sを接続して実験
テスト2
通常発光OK
ハイスピードOK
後幕 OK
なんと後幕できました。
これはTTLを使わなければ後幕いけるっていうことか?
と思いましたが、もしかしてファームウェア最新場にすればいいのかもしれない!
と思ってGODOXのサイトをチェックすると、最新版 V860II V1.6 / Xpro V1.4,がそれぞれありました。
Firmware List
ファームウェアのアップデートはそれぞれ V860IIは G1ソフトウェアをインストール。XproはG2ソフトウェアをインストールして、それぞれのソフトウェアからファームウェアをアップロードする必要があります。
手順の翻訳は日本の正規代理店のサイトにあります。
Cache Failとでてアップグレードがうまくいかなくてこまったのですが、Youtubeに合った動画をみて解決しました。
ソフトウェアを開くとき、右クリックをして管理者として実行、を選んで起動しなければうまくアップロードできない場合があるようです。
ファームウェアを無事アップデートしたところ・・・
通常発光OK
ハイスピードOK
後幕 OK (ただし Bulbモードでは先幕)
これでGodox Xシステムで安定した後幕ワイヤレスシステムが組めるようになりました!
しかし、なぜかバルブモードでは後幕が出来ません。
この部分だけが惜しい!もしかしたらXproのアップデートでできるようになるのか!?
Xpro はUSB-Type C端子を採用しているため、手持ちのUSBでは接続できず、今度買ってきて挑戦してみます。
Type-C買ってきてアップデートしました。Upgradeを押してなかなか終了せず、最後の段階で固まることが数回繰り返されましたが、接続を終えて本体のmenuをみると無事にv1.4にアップデートされていました。
しかしやはりバルブ後幕はできませんでした。
でもせっかくなのでX1R-CはV17にアップしておきました。
X1R-C接続時に電源を付けたままにしていてなかなか認識されませんでしたが、電源を切って接続したら問題なく認識され、G1ソフトウェアでアップグレードできました。しかしながらバルブ後幕はできませんでした。
動作確認状況 201.7.12.06
親機 |
子機 |
出来ること |
出来ないこと |
6D MkII + Xpro-C v1.4
|
V860II-C V1.7
|
ETTL FP発光 後幕(バルブモード以外) |
バルブモードでの後幕 |
6D MkII + Xpro-C v1.2
|
XTR-16S + Canon ETTL 対応ストロボ
+
|
ETTL 後幕(バルブモード以外) |
ETTL バルブモードでの後幕 FP発光(出来るはずだけど・・なんで |
6D MkII + Xpro-C v1.2
|
X1R-C + Canon ETTL 対応ストロボ
|
ETTL FP発光 後幕(バルブモード以外) |
バルブモードでの後幕 |
6D MkII +YN622C-TX
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YN622C + Canon ETTL 対応ストロボ
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ETTL FP発光 後幕 (バルブモードでの後幕も可能)
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紹介した機材
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Godox V860 II
Godox Xpro
Godox XT32
YN622C TX + YN622C