TVや舞台などで最近目にすることの多い不思議な道具、ビジュアルポイはどうやって使うの?という疑問についてお答えします。
「ビジュアルポイの使い方」は大きく分けて3つセクションに分かれて説明できます。
1. ビジュアルポイ本体の操作
まずはビジュアルポイをどのように光らせるか、という操作手順です。
ビジュアルポイにはボタン(メインボタン)が1つ付いています。
電源ボタンを長押しし、起動します。
初期状態で4つのプログラムが登録されています。
短くボタンをクリックすると「1.ピンク、2.ブルー、3.グリーン、4.オレンジ」の4つのプログラムが順番に選択され(少し明るく)ます。
ボタンを少し長押ししてプリランチ(起動待機)モードにする(選択したプログラムの色だけが点灯する)
ボタンを長押ししてプログラムを停止します
ボタンを長押しをして電源オフにします。
2. ビジュアルポイの回し方
次に、ビジュアルポイをどのように回すか、という技術的な使い方です。
ビジュアルポイは基本的にはポイの技を使用してパフォーマンスします。
そのためポイの基礎スキルはとても重要です。
そのなかでもビジュアルポイの残像効果を効果的に見せるために、重要な要素として
- ポイの面のコントロール
- 左右のポイのリズムコントロール
が大切です。
ポイの軌跡が描く円のつくる面、これがパフォーマンスを見る人に対し正面に来るようにコントロールする技術が高いほど見やすいパフォーマンスになります。
また左右のポイのリズムを正確にコントロールすることも大切です。左右のポイが180度ずれて回るリズムをスプリットタイムと言います。
このリズムをキープできると左右のポイが均等に回転をするので見た目も美しく、また表示される画像も認識しやすくなります。
ヒント
最初のうちは利き腕ではない方のポイがなかなか上手く動かず、ポイが暴れて言うこと聞いてくれないことがほとんどです。その為体にぶつけながらの練習になるので、練習時は当たってもいたくない練習用のポイを使用しましょう。
暫く(数日~数週間)練習を続けると左右のポイのバランスが整い、心地よく回せるようになります。
まずは3ビートウィーブとそのターン、ウィンドミルまでを習得し、自由に技と技を行き来できるようになることを目指しましょう。
3 ビートウィーブ(前まわし)
習得までにかかる時間: 1時間~
※安定して回せるまで数日
ポイを左右で3回ずつバランスよく回転させる技。ビジュアルポイで画像を表示する際に、最も視認性が高い動きの一つです。
チュートリアル3. ビジュアルポイのプログラム
最後に、ビジュアルポイを使った高度な表現を行うために必要なプログラムについてです。
ビジュアルポイは初期プログラムだけでも十分にパフォーマンスを行うことはできます。
しかし、ビジュアルポイの一番の魅力は、音楽や振付に合わせて連動して光るオリジナルパフォーマンスができたり、イベントに合わせて特別な画像やメッセージを表示させたり、自分の思い通りの表現を自在にプログラムできることです。
専用ソフトウェア
ビジュアルポイには直感的に操作できるWindows / mac 対応の無料の専用ソフトウェアLT Composer が付属します。
このソフトウェアでは1/1000秒単位で発光パターンをコントロールできるため、振付や構成にあわせた魅力的なパフォーマンスを作ることができます。
また、1つのポイだけではなく複数名分のポイやFTデバイスも同じソフトウェア上でプログラムできるので大人数のパフォーマンスにも対応できるためホールや球場、スタジアムなど大きな会場での演出も可能です。
基本のプログラム方法の紹介
LT Composer 使用方法(ポイショップユーザーサポートページ)
出来上がったプログラムをUSBケーブル経由でアップロードすれば完成です。
プログラムのアップロード方法
自由に画像とタイムラインをコントロールできるようになれば光と音、ポイの軌跡の美しさ、身体表現、全てが一体となった魅力的なパフォーマンスができます。是非みなさんの作品を世に送り出してください!